2020-01-01から1年間の記事一覧

俳句について その10

何度も言うように、私は「伊藤園 新俳句大賞」のファンである。 どんな世界でも、保守と改革はいつもせめぎ合っている。 古き良き伝統を守り、引き継ごうとする人たちと、新しい道を 切り開き未来へ繋ごうとする人たちは、どこにでもいて、 時には相反し争い…

俳句について その9

昨日も言ったように、私は「伊藤園 新俳句大賞」の入選全句について、 いつも自分なりの「批評文」を書いている。 主催者や作者の了解なしに、この入選句をここで引用するのは、 本来ルール違反で、もしかしたら法的にも違反なのかもしれないが、 ネット上に…

俳句について その8

私の俳句の勉強法は、他人の俳句を批評してみることである。 ネット上にも色々の「ネット句会」があって、投稿された句を見る ことができる。 プロの俳人の句が上手なのは当たり前であり、 いわゆるアマの句が、私の批評の対象に値するのである。 アマでも中…

俳句について その7

俳句はともかく、実体験、自分の身辺の出来事を詠むのがいい。 人はともすると、夢物語や想像、雄大、理想などの「綺麗箏」とか、 あるいは深い、精神性に富んだ、哲学的な感じのする俳句に 憧れるが、自分が思うほど他人は、そんなことに感動してくれない。…

俳句について その6

私も、もちろん最初は芭蕉そして、子規の句が好きで憧れました。 今でもこのようないわゆる伝統的俳句にしがみついている人は、 いっぱいいます。 たとえばプレバトの梅沢さんのように。 さらには井泉水、放哉、山頭火などの自由律も好きになりましたし、 草…

俳句について その5

俳句に限らず、全ての「言葉の文芸」に共通して必要なものは、 「感性」と「表現技術」です。 「感性」は他人に学ぶものではありません。 自分だけが先天的に、後天的に身に着けて持っている独自の「感覚」です。 誰にも学ばずに、自分の中から湧き上がって…

俳句について その4

私は俳句作りを初めて5年ほどになりますが、 その間、作風もかなり変わりましたし、好きな俳句も かなり変わってきました。 始めたきっかけは、やはりというか「プレバト」です。 プレバトは初めからずっと毎週見続けてきましたが、 夏井先生からは多くのこ…

俳句について その3

そういう意味では、世にある多くの「俳句コンテスト」の あり方をもう一度考え直してもいいような気が私はします・ たとえば「歌の世界」にも、各種の賞がありますが、 この賞への応募という形は取っていません。 自由にリリースして公開された多数の曲の中…

俳句について その2

我々が普段使っているこのインターネット上には いくつもの「ネット句会」というものがあります。 入会して会員となれば、定期的に投句ができ、 選句は多くが会員の互選によるものです。 多くの会員が支持した句は評価され入選となります。 私もこれまでいく…

初めまして

みなさま、初めまして、今日からこのブログを 開始した「烏有の人」です。 ともかく「言葉」に興味を持ち、小説こそ書きませんが、 随筆、自由詩、歌詞、短歌、川柳と渡り歩き、 究極の日本の短詩「俳句」にたどり着いて5年ほどになります。 俳句はやればや…